History わたしとXの出会い

突き詰めても、突き詰めても
まだ、成長できる

嶋田 万結子
第三金融サービス本部/エキスパート職
2016年5月入社
Profile
大学卒業後は、生まれ育った地元の化粧品ブランド店に入社。店舗マネジャーになるも、仕事に対して手応えを感じられなくなっていた。自分の可能性を広げられる環境を求め、転職活動をはじめる。XNETに出会い、その未知数な世界に惹かれ、入社を決意した。

想像できないからこそ、試してみたい。

人並み以上に、充実した大学ライフを送っていたと思います。在学中に何度か留学を経験し、そのために一年休学したりもしました。「英語力を活かしてグローバルに活躍したい」。当時は、そんな漠然とした思いもあったんですけど…就活には失敗。というか、まともに考えてなかったんでしょうね。新卒で入社したのは、生まれ育った地元にある化粧品ブランド店。学生の頃からアルバイトをしていたお店に、そのまま正社員登用してもらったんです。もともとコスメが好きだったこともあって、それなりに楽しい仕事ではありました。ですが、せっかく5年間大学に通って留学もしたわりに、その経験は何も活かされていない。そんなことは最初からわかっていたんですけど、当時は自分の正直な気持ちに目をつぶって働いていました。
そんな心情とは裏腹に、3年目にして店舗マネジャーへ昇格。接客だけでなく、店舗の売上管理やマネジメントも任されるようになりました。そのころからですかね。仕事に対して手応えを感じられなくなってきたのは。このまま地元に収まっていていいんだろうか。自分で自分の可能性を狭めているんじゃないか。ちゃんと自分に向き合って、もう一度、就活をやり直したいと思ったんです。
転職先を探すなかで、選択肢はいくつかありましたが、募集要項を10回も読み直したのは流石にXNETだけでしたね。「金融」と「IT」に関わるということだけはわかったのですが、それでも何をする仕事なのかまったく想像できなくて。でも、なぜかワクワクしたんです。想像できないからこそ、どれだけ成長できるのかも未知数。そんな環境で自分を試してみたい。そう思って、XNETに入社を決めました。

期限のないプロジェクト。

いま思えば、身に余るほど大きな話でした。入社2年目の頃に任せてもらったのは、新規のお客様への導入案件。私はシステムの中の1機能の開発を担当させてもらいました。しかし、他の機能は全て導入してもらえたのに、私の担当していた部分だけ失注してしまったんです。それは、外国籍投信を管理する機能。たしかに、当時を振り返るとシステムとしてはお粗末なものでした。上司からも、「今のままではお客様の課題に応えられない」と言われてしまったのです。外国籍投信の管理には、月ごとの繰り入れや残高管理など、海外の銀行が計上する数字をシステム上で再現する必要がありました。国内投信であれば、すでにノウハウが蓄積されていて、管理システムをはじめとした壮大なサービスが構築されています。国内にある各銀行の計算手法やシステムのパターンが限られているため、アプリ開発もしやすいのです。しかし、外国籍投信の場合、国や地域によって仕様がバラバラ。計算手法も独自に分析して、ロジックを導き出さなければいけません。おまけに、担当者とのやりとりは、英語や現地の言語になります。さまざまな要因があり、他のシステム会社も参入しにくい領域。実際に、そうしたシステムを導入しているお客様も少ないのが現状です。しかし、だからこそ、そこにメスを入れることできれば、業界でも1つ頭の抜けたサービスを実現できる。差し当たって、営業できるお客様はいませんでしたが、なんとか形にしたい。そうして、期限のないプロジェクトが始まりました。

5年越しに、日の目を浴びたシステム。

まずは、自分で勉強するところからのスタートでした。何しろ、社内にもその領域に詳しい人がほとんどいなかったのです。頼りになるのは、海外の銀行から送られてくる毎月のレポートだけ。そこから、どんな計算が行われているのか、想像しながら分析を繰り返し、設計していく。途方もない作業が続きました。ベースとなるシステムが完成したのは、プロジェクトが始まってから2年後。ようやく商品としてお客様に提案できるようなものができたのです。そして翌年に、はじめて導入したいというお客様が見つかりました。その後、約1年の導入期間を経て、カットオーバー。私が開発した機能を全て導入してもらうことができました。失注してしまった案件から、ようやく5年越しに日の目を浴びたのです。
資産運用管理システムの世界は、とてつもなく広大。その全てを理解することは到底不可能です。だからこそ、そのなかの一部分だけでも極め、強みにすればいい。それが会社の方針でもあります。私自身、気がつけば、この機能においては会社のなかで一番の知見を持っていると言えるほどになっていました。しかしながら、XNETのシステムは、お客様ごとに機能の組合せが異なるため、同じ機能であっても同じ設計になるとは限りません。新しいお客様を担当すれば、その都度、初心に帰って勉強し直す必要があるのです。突き詰めても、突き詰めても、挑戦は終わらない。一体、これからどんな成長が待っているのか。いまだに想像が追いつかない。入社当初と同じくらい、ワクワクしている自分がいます。

※インタビュー内容は取材当時のものです。

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