History わたしとXの出会い

未知の課題と向き合って
少しずつ、プロになっていく

下田 安都沙
第二金融サービス本部/クライアント・エグゼクティブ(CE)職
2021年4月入社
Profile
新卒で入社した大手金融機関では保険商品の営業職を約2年間経験。営業として数値目標の達成を強く求められる日々の中で、自分が理想とする仕事のあり方とのギャップが生じ始めていた。そんな中、転職エージェントからの紹介を受け、XNETと出会う。

葛藤の先に、選んだ道。

自分で言うものなんですが、幼いころから、心根の優しいほうだったんだと思います。小学校低学年ながらに、海外の戦争のニュースを見て、我がことのように本気で悲しみに暮れていたり。「世界中のみんなが幸せになれたらいいのにね」なんてことを、母親にもよく言っていたそう。そんな性格なのもあって、ガツガツした営業職はあまり向いていなかったのかもしれません。新卒で入社したのは大手金融機関。全国に支店があり、“地域密着”で、まちの人に寄り添って仕事ができると考えたからでした。担当していたのは保険の営業職です。担当エリア内の個人宅を一軒一軒訪ねて、保険商品を売り歩いていました。会社としては当然、売上を立てるために、数値目標が第一にある。一方で私は、売上よりも「本当に必要としている人だけに、必要なサービスを届けたい」という想いが強い。だから個人の売上成績は伸びず、なかなか社内での評価も上がらない。その矛盾に折り合いをつけられない日々が2年ほど続いたところで、転職を考え始めました。

ゼロからのスタート。

XNETを知ったのは、転職エージェントからの紹介がきっかけ。正直なところ、「事業も仕事も、全然分からない」というのが第一印象でしたね。それでも、ここでなら自分が求めていた“必要な人に、必要なことを提供する仕事”ができるかも、と思えたのが入社の決め手です。まずはお客様のニーズや課題があって、自分たちのサービスはその解決手段。売りたい商品・サービスありきのビジネスはしない。そんな説明を聞くうちに興味が湧いてきたんです。
入社して配属されたのは、保険会社を担当する第二金融サービス本部。保険の営業職をしてはいたものの、“資産運用”という領域に深く関わったことはないし、もちろんITに関してはズブの素人。完全にゼロからのスタートでした。最初の数ヶ月間は先輩の指示のもとでアプリケーションのテスト作業などの経験を積み、必要な知識を覚えていきました。初めて主担当の仕事を任されたのは、入社して半年が経った頃。大手保険会社が使用する業務アプリケーションに発生していたバグの原因を分析し、修正する仕事でした。調べてみると、そのアプリケーションが最初にお客様に導入されたのは20年以上も前のこと。以来、何十回も改修を重ねる中、どこかでエラーが生じていたようでした。

難しくて、大変で、面白い。

導入当時からの改修履歴を細かく追いきることも難しく、システムの全容を把握している人は社内に居ない状況。分厚い仕様書だけが頼りでした。経験の浅い自分にとっては難しすぎる仕事でしたが、仕様書を一文ずつ、丹念に読み込んでいくうちに、「このアプリケーションは、自分が誰よりも詳しくなればいいんだ」と自信が湧いてくるのを感じていました。いくつもの要件が絡み合う複雑な処理でしたが、なんとかバグの修正にも成功。お客様の業務に支障が出る前に手を打つことができました。この経験が自信となり、次第により大きな仕事も担当するように。今はお客様の窓口担当として、これまで取引のなかったお客様へのシステム新規導入など、重要な案件も手がけています。
転職して約3年。やっぱりこの仕事は、入社前に想像していた以上に難しいです。一つ問題をクリアしたと思ったら、またすぐに、次の難題が待っている。そんな毎日の繰り返しです。でも、間違いなく言えるのは、「誰のために仕事をしているんだろう」と悩んでいた前職のときよりも、今のほうが断然楽しい。未知の課題に挑む中で、自分のスキルが磨かれていく。そして、お客様により大きな価値を提供できるようになっていく。その感覚が、私をどこまでも成長させてくれるような気がするんです。

※インタビュー内容は取材当時のものです。

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